ChatGPTやGeminiを使ってみたいけれど、何をどう入力すればいいのか迷うことがあります。
「夕飯を考えて」
「LINEの返事を作って」
「予定を整理して」
こんなふうに短く聞いても、AIは答えてくれます。
でも、返ってきた答えがなんとなく合わなかったり、少しズレていたりすることもあります。
それは、AIがあなたの状況を最初から全部知っているわけではないからです。
この記事では、ChatGPTやGeminiにうまく答えてもらうために、どんな情報を入力すればいいのかを紹介します。
あわせて、パスワードや口座番号など、AIに入力しない方がいい情報も整理します。

この記事でできること
- AIが何を元に答えているのか
- うまく答えてもらうために入力するとよい情報
- 入れない方がいい個人情報や秘密の情報
- 今日から使える相談文の型
ポイント
難しいプロンプトの作り方ではありません。完璧な命令文より、答えの材料を少し渡すことを覚える記事です。
AIは、何でも知っている先生ではない
ChatGPTやGeminiは、人間のように自分の体験から考えているわけではありません。
たくさんの文章や情報から、言葉のつながり方、よくある説明の形、知識の関係を学習しています。
そのうえで、あなたが入力した内容に合うように、自然で役に立ちそうな答えを組み立てます。
必要に応じて、同じ会話の中で前に話したこと、画像、ファイル、検索結果、連携アプリの情報などを使う場合もあります。
ただし、AIの答えはいつも正しいとは限りません。
学習した情報が古かったり、質問の前提が足りなかったり、検索結果をうまく読み取れなかったりすると、もっともらしい間違いを出すことがあります。
AIは「正解を保証する先生」というより、手元の材料からたたき台を作ってくれる相談相手です。
AIの答えは、入力する“材料”で変わる
たとえば、AIにこう聞いたとします。
夕飯を考えてください。
これだけでも答えは返ってきます。
でも、AIには家にある食材も、使える時間も、家族の好みも分かりません。
そのため、一般的な献立が出てきやすくなります。

一方で、こう入力するとどうでしょう。
冷蔵庫に卵、豆腐、キャベツがあります。
今日は疲れているので、10分くらいで作れる夕飯を考えてください。
洗い物は少なめがいいです。
この方が、今の状況に合った答えに近づきます。
AIにうまく答えてもらうコツは、きれいな命令文を書くことではありません。
答えるための材料を、少しだけ渡すことです。
入れるとよい材料は3つだけ
スマホAIに相談するときは、まずこの3つを入れるだけで十分です。

手順
- 今の状況を書く
- どうしたいかを書く
- 時間や相手、避けたいことなどの条件を書く
1. 今の状況
何に困っているのかを短く書きます。
例文
夕飯が決まりません。
LINEの返事に迷っています。
やることが多くて動けません。
学校からのプリントを整理したいです。
これだけでも、AIは答えを作りやすくなります。
2. どうしたいか
AIに何をしてほしいのかを書きます。
例文
短くまとめてください。
やさしい言い方にしてください。
今日やることを1つに絞ってください。
家族に伝えやすい形にしてください。
「どうしたいか」があると、AIの答えが使いやすくなります。
3. 条件
時間、相手、使えるもの、避けたいことを書きます。
例文
10分でできるものがいいです。
相手に冷たく見えない文にしたいです。
難しい言葉は使わないでください。
お金をかけずにできる方法がいいです。
条件を入れると、AIが勝手に大きな提案をしすぎるのを防ぎやすくなります。
AIには材料を渡す。でも、秘密の情報は渡さない
AIにうまく答えてもらうには、状況や条件を少し渡すことが大切です。
ただし、何でもそのまま入力してよいわけではありません。
特に、他人に見られたら困る情報や、不正利用につながる情報は入力しないようにしましょう。
ここだけ先に
入れるのは、答えを作るために必要な範囲だけで大丈夫です。具体的すぎる番号や書類画像は入れない方が安心です。
入れない方がいい情報
次の情報は、基本的にAIへ入力しない方が安全です。

注意
- パスワード
- 暗証番号
- 認証コード
- 口座番号
- クレジットカード番号
- マイナンバー
- 免許証番号
- 保険証番号
- 本人確認書類の画像
- 契約書や診断書などの全文
- 会社の未公開情報
- 学校、職場、取引先の内部情報
- 家族や知人の個人情報
これらは、お金、ログイン、本人確認、仕事上の信用に関わる情報です。
便利そうに見えても、そのまま入力しない方が安心です。
住所、電話番号、フルネームはどうする?
住所、電話番号、フルネームは、パスワードや口座番号のように、すぐ不正利用につながる情報とは限りません。
ただし、ほかの情報と組み合わさると、本人特定やなりすまし、生活パターンの推測につながることがあります。
多くの相談では、具体的な名前や番号を入れなくても十分に答えてもらえます。
ぼかし方の例
「東京都〇〇区」ではなく「都内」と書く。
「山田太郎さん」ではなく「相手」と書く。
「090-xxxx-xxxx」ではなく「電話番号」と書く。
ぼかして相談する例
たとえば、支払いの相談をしたいとき。
避けたい入力
口座番号は〇〇です。
クレジットカード番号は〇〇です。
今月の支払いを整理してください。
安全に相談するなら
複数の支払いがあり、支払日と支払い元が分からなくなっています。
口座番号やカード番号は入れずに整理したいです。
支払い日、支払い元、金額、メモをまとめる表の作り方を教えてください。
LINEの返事を作りたいときも同じです。
安全に相談するなら
仕事の相手に返信したいです。
詳しい会社名や名前は入れません。
相手に冷たく見えない、短い確認メッセージを作ってください。
AIに渡すのは、答えを作るために必要な範囲だけで大丈夫です。
そのまま使える相談文
迷ったときは、次の形で入力してみてください。

コピペ相談文
今の状況:〇〇で困っています。
やりたいこと:〇〇したいです。
条件:〇〇は避けたいです。
個人情報や秘密の情報は入れずに相談します。
この条件で、今日できる形に整理してください。
たとえば、夕飯ならこうです。
今の状況:夕飯が決まらなくて困っています。
やりたいこと:家にあるもので簡単に作れる案を出してほしいです。
条件:10分くらいで、洗い物は少なめがいいです。
個人情報や秘密の情報は入れずに相談します。
この条件で、今日できる形に整理してください。
LINE返信ならこうです。
今の状況:LINEの返事に迷っています。
やりたいこと:相手に冷たく見えない短い返事にしたいです。
条件:長文にせず、やさしい雰囲気にしてください。
個人情報や秘密の情報は入れずに相談します。
この条件で、今日できる形に整理してください。
やること整理ならこうです。
今の状況:やることが多くて動けません。
やりたいこと:最初にやる1つを決めたいです。
条件:今日は疲れているので、10分以内にできることから始めたいです。
個人情報や秘密の情報は入れずに相談します。
この条件で、今日できる形に整理してください。
AIの答えは、下書きとして使う
AIの答えは便利ですが、そのまま正解として使うものではありません。
特に、次のような内容は必ず自分で確認しましょう。
確認したいこと
- 日付
- 金額
- 住所
- 電話番号
- 薬や病気に関すること
- 契約や支払いに関すること
- 学校や仕事の重要な連絡
- 法律、税金、医療、お金に関わる判断
AIは、考える代わりに全部決めてくれる存在ではありません。
最初のたたき台を作ってくれる相談相手として使うと、失敗しにくくなります。
うまくいかないときの直し方
AIの答えがしっくりこないときは、最初から書き直さなくても大丈夫です。
言い直しの例
もっと短くしてください。
難しい言葉を使わずに説明してください。
今日すぐできることだけに絞ってください。
個人情報を入れずに使える形に直してください。
もう少しやさしい言い方にしてください。
Aikia全体の入口から見たい方は、はじめての方へもどうぞ。
今日やること
今日やることは、1つだけです。
スマホAIを開いて、次の文を入れてみてください。
今日やること
今の状況:〇〇で困っています。
やりたいこと:〇〇したいです。
条件:〇〇は避けたいです。
個人情報や秘密の情報は入れずに相談します。
この条件で、今日できる形に整理してください。
〇〇には、今の自分に近いことを入れます。
夕飯でも、LINEの返事でも、予定整理でも大丈夫です。
AIにうまく聞くコツは、完璧な文章を書くことではありません。
答えるための材料を少し渡すこと。
そして、秘密の情報は渡さないこと。
この2つを覚えておくと、スマホAIはずっと使いやすくなります。
そのまま使える相談文を増やしていきます
毎日の小さな困りごとに使える相談文は、無料テンプレにも少しずつまとめていきます。

